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20年度入社組が振り返る、会社史上初のフルリモート新卒研修

20年度入社組が振り返る、会社史上初のフルリモート新卒研修

こんにちは。サービス管理部、HRマネジメント課の木幡です。
HRマネジメント課の業務内容は、DI本部の“人”に関する全部という感じで、新卒・中途採用、育成、適材適所のためのメンバーの再配置、社員向けのセミナー管理、納会など本部全体のコミュニケーション企画も担当しています。

今回は20年度に入社した約120人のDI本部新入社員の中から3人にインタビューしながら、会社史上初のフルリモートで行われた新卒研修の様子をご紹介します。

思い返せば、2020年3月まではジェットコースターのように在宅か、集合(出社)かと研修計画が動き、最新のニュースに合わせて方向を切り替えては修正を繰り返す日々でした。3月4日頃に完全在宅での実施を決定し、フルリモートで何を優先してカリキュラムを見直すかの議論と準備に入りました。そして、新入社員の皆さんには4月1日以降、パソコンの初期設定と機材手続きのために1日だけ時間差で出社してもらう以外は、完全在宅での新卒研修がスタートしました。

カリキュラムの大枠は、ビジネスマナーやビジネスツール、会社のことを学ぶ「全体研修」と、配属先の業務に特化した「専門研修」の二段階で行いました。もちろん全てがフルリモートでの実施です。会社史上初の完全在宅での研修は実際どうだったのか、実際に体験した新入社員に率直な感想をもらいました。

目次

1. マーケティング戦略設計や、既存クライアントへのプレゼンなど実践的な研修でスキルアップ(マーケティングコミュニケーション部/中山 翔斗さん)

中山 翔斗
中山

マーケティングコミュニケーション部の中山翔斗です。Webサイトリニューアルや、サイトのコンテンツ管理・運用など、クライアントのWeb制作をメインとした部署で、ディレクション業務やコーディングを担当しています。

内定後に感染症の拡大が勢いを増して、世間では新卒が切られるというニュースも多く、正直不安な気持ちもありました。そんな中、3月頭には在宅研修が決まり新卒が100人を超える規模でも、早い決断と実行力に凄いなという思いと、安心感がありました。突然の在宅研修への切り替えでしたが、始まってみると研修内容はしっかりと形になったもので、不便さもなく、その対応力にも驚きました。

研修中の1日のスケジュール
研修中の1日のスケジュール

上記は大まかな研修中のスケジュールです。毎日朝礼中にグループに分かれて雑談する時間があり、その日のテーマに合わせてGoogle Meetで雑談をしました。在宅でリアルに誰にも会えない環境だからこそ、同期同士の繋がりを作るために用意された時間だったのだと思います。30分~1時間かけて小人数のグループで会話することで、色々と話し合いができました。

もし集合研修で実際に会っていたら、男性は男性、女性は女性と割と垣根が出来たと思いますが、そういった垣根も無く取り組めたことはオンラインならではの良さだと思いました。また、直接会っていたら関わりがなかったかも、という相手ともお互いを知るきっかけになり仲良くなることができて、この雑談の時間があって良かったです。

雑談

研修中は疑問があれば、講師の方にMeetやチャットですぐに答えていただけましたし、気軽に質問することができました。講義以外のグループワークや個人課題の時間には、同期とMeetを繋ぎっぱなしにして、相談や雑談しながら取り組み、在宅でもストレスなく研修を受講することが出来ました。ただ、オンラインだけではなくリアルでの環境を求める声も多く耳にしました。私自身も事態が収束し出社できる状況になれば、先輩や同期と直接一緒に働く時間も出来たらなと思っています。

「煮干し」でマーケティング講座

私は大学時代にWebについて研究と制作を行い、Webの見せ方やカラーバリエーションなどの視覚的なアプローチを研究していたのですが、マーケティングに関する知識は専門研修を受けて大きく向上したと感じました。

マーケティングの研修では「煮干し」を売るグループワークが印象に残っています。グループに分かれて、煮干しをどう売るか戦略を立てるもので、ターゲットや価格設定、販売方法、PR戦略など、同じ煮干しでも売る相手も売り方にもかなり違いが出て、他の人の視点が面白く勉強になりました。

実際のクライアントへのプレゼン研修

最終課題のグループワークでは、実際の既存クライアントからRFP(提案依頼書)をいただき、RFPに対してデジタルを使ってどんな企画をどんな形でやるべきか、ゼロベースで考えてプレゼンするという内容でした。いただいた与件は、コロナ禍における事業の課題解決がテーマとなっており、プレゼンには実際のお客様にもご参加いただくという、かなり実践的な研修でした。

この課題では私がリーダーを務め、自分自身バンバン意見を言って、6~7割自分のアイディアでまとまったのですが、反省が残る結果となりました。常務執行役員である所さんから「実現性も高いし、これでやることも可能なんだけど、実現不可能でも新卒らしい面白いアイディアが欲しかった。もっと広い視野を持って」とフィードバックを受けました。

実現可能性を考えすぎて、自分の意見をベースにまとめ過ぎてしまいました。もっと頭を柔らかくして、他の人の意見ももっと取り入れていたら、面白いものができたかもしれないと反省しました。今でもたまに振り返るほど心に残っており、反省を活かせるように気を付けています。オンラインだからこそ、お客様にもご協力いただくことができた貴重な研修でした。

配属後に感じる仕事のやりがいと環境の良さ

業務をしっかり行えていれば、新卒の意見でも受け止めて理解してくれる、働きやすい環境だと感じています。先日進行中の制作物について、気になった部分があり意見を出したのですが、先方にも伝えてくれて実際に制作物に反映されたことがありました。新卒1年目の意見でも、こうやって受け止めてくれることに仕事へのやりがいと環境の良さを感じています。

2021年度入社の皆さんへ

これから入社される方には、同期とたくさんコミュニケーションを取って欲しいなと思います。発言することが苦手な方も勇気をもって踏み込んで、笑い合ったり愚痴を言い合ったり、不安な気持ちを話したり・・・在宅研修中も配属後も、在宅環境にはちょっとしたガス抜きが必要だと思います。一人でため込まずに、仲間を頼ってチームでやって行くことが大事だと思いますので、一緒にがんばりましょう。

メッセージ

2. 好きなことを仕事に、研修でインプットを続け成長を実感(コミュニケーションプランニング部/新徳 眞子さん)

新徳 眞子
新徳

コミュニケーションプランニング部の新徳眞子です。SNS関係の業務を担当し、今はお客様のInstagramやTwitterのアカウント運用を担当しています。元々SNSが好きで、特にInstagramが大好きなので、入社したら毎日自分の好きなことを仕事にできるんだと思うと、期待が大きく働くのが楽しみでした。

私自身在宅勤務に向いていると思っていたので、在宅勤務に対する不安はありませんでした。学生の時、インターンで毎日出社していたこともあり、通勤時間がなくなるメリットの方が大きいと感じていました。実際用意してもらった機材で問題なくスタートすることができ、研修も最初から最後まで問題なく取り組めました。

在宅勤務

私の部の同期は15人。入社後からGoogle Meetでコミュニケーションを取れる環境が整っていたので、同期同士毎日色んなことを言い合って、助け合いながら取り組めました。こじんまりした部なので、仲良くなるのも早かったと思います。今も変わらず仲良くやっています。

安心感が増した2~3年目の先輩とのコミュニケーション

全体研修を終えて専門研修に入ってから、2~3年目の先輩と1対1でお話しする機会がありました。私たちと近い立場である先輩から、入社後の流れや今の状況を教えてもらったり、先輩からみた私たち新卒の印象などを聞くことができました。まだ想像できていなかった部署の雰囲気や、配属後のイメージが出来て安心しました。2~3年目の先輩方が講師として登壇される研修もあり、私たちの分からない気持ちを理解してくれている内容で、すごく納得感がある研修でした。

研修の最終課題では、コロナ禍である現状を踏まえた上で、既存クライアントのInstagram運用について提案書を書き、プレゼンを行いました。部長、課長の前で発表するのがとても緊張しましたが、このプレゼンでの経験は自分の考えの伝え方や、提案書に表現する際の工夫などを学び、今の業務でも非常に役に立っています。

研修期間中の自主的なリサーチから得た気づき

研修期間中は苦手意識のあったTwitterの知識を増やすために、企業アカウントを一気に150以上フォローしました。ユーザー視点だけではなく、運用側の視点で情報に触れることを意識し日々チェックしていました。誰でも無料で使えるツールを、私たち代理店がビジネスで扱う意味やクライアントやユーザーに求められる価値について考えるようになり、運用代行の付加価値の重要さに気が付くことが出来ました。

研修を終えて配属される際に、自分が担当するクライアント名と案件内容を知りました。そこから運用側に立って今後の具体的なイメージを持った時、研修で受けた全てが案件に繋がっていたんだなと感じました。研修の途中、自分の理解度や進捗状況が周りと比べてどんな状況なのか、在宅研修では可視化されない部分に少し不安になることもありましたが、研修内容をひたすらインプットし続けた結果、終わってみれば見えているものが違う、研修前よりも視野が広がった自分がいました。

配属先の課は良い方ばかりで、色々な経験を持った尊敬できる先輩が本当に多いです。先輩方はびっくりするくらい教えるのが上手で、スッと入ってくることばかり。私も後輩が出来たら先輩方のように教えられるようになりたいです。業務は“属人化しない”ということを掲げていて、誰かがいなくても仕事が回らないという状態にならないので、働いていてストレスがありません。凄い量の案件を把握して回しているプロジェクトリーダーや先輩方を尊敬しています。

尊敬

2021年度入社の皆さんへ

ネットには色んなクチコミがあり、入社前に目にして心配になる方もいると思います。私自身も見ていましたが、入社して全然気にすることなかったなと、印象が変わりました。新卒でも社歴経歴関係なく、手を挙げればやりたいことをサポートしてくれる環境があります。コロナ禍の完全在宅勤務への切り替えもそうですが、すごい社員想いの会社だなと思います。4月入社の皆さんには、心配せずに入ってきて欲しいです。

3. 成功も失敗も経験が力になる。専門研修の開発課題(DEC CMS推進部/一ノ瀬 由芽さん)

一ノ瀬 由芽
一ノ瀬

DEC CMS推進部の一ノ瀬由芽です。「DEC CMS」という自社プロダクトのCMS開発や設計、お客様への導入サポートを担当する部署に所属しています。配属後は、CMSの検証作業やフロントデザインのチェック、お客様にお渡しするマニュアル作成などから業務に携わりました。今は部内でいただいている新人課題でDEC CMSを使用した設計や開発に挑戦しています。

私は大学を卒業してから2年間ブランクがあって、海外のプログラミングスクールで約半年間勉強する機会がありました。ただ、スクールが終わってから入社までの間に時間も空いて忘れてしまった部分もあり、学んだ内容や環境の違いもあったので、今の現場ですぐに使えるスキルが十分にあったわけではありませんでした。

そんな私にとって開発系の専門研修はとても力になり、経験できて良かったと思えることが数多くありました。

グループ開発と個人開発で実感するチームワークの大切さ

グループ開発では、メンバーそれぞれが担うタスクの帳尻合わせが大変でした。今誰が何で困っていて、それによってどこが滞るのかを把握し納期に向けて調整する。プロジェクトの進行管理の難しさを実感し、チームワークの大切さを学びました。個人の開発では、自己解決力が試されました。実現したいアイディアに対して、自分で調べて手を動かす。どうしても助けが必要な場合は、先輩や同期に正しく頼る。相談前に解決したい事象に関する情報を分かりやすく整理すること。情報整理の重要性を理解できたことは、配属直後から役に立っています。

私はオンライン研修に不便さを感じることはなく、ストレスなく課題に取り組むことができましたが、教える側の先輩は大変だったのではと感じた出来事があります。
個人開発の際にエラーの原因を特定できず、先輩に相談し、複数の画面を共有しながら通話やチャットでアドバイスをもらいました。結果的に3時間近くエラーの検索に付き合っていただくことに。。もし対面でやり取りしながら、直接パソコンを触ってもらっていたら、調査も指示出しにおいても先輩の手間を省けたのではと思います。申し訳ない気持ちでしたが、この3時間でどういう部分をどのように調べるべきか、エラー検索に関して丁寧に説明してくださったことが今の業務でとても役に立っています。

検索

そして研修中も今も、新卒が一人で悩まないようにコミュニケーションを取りやすい環境を整えてくれているなと感じます。同期同士でMeetの部屋を作って助け合うことや、雑談でリフレッシュすることもありますし、週一で部長と課長、エルダーの先輩と集まってMeetで面談してもらう時間もあります。業務上の疑問点や、会社のルールを教えてもらったり、自分が挑戦してみたいことなども聞いてもらっています。新設部署ということもあり、ベンチャー気風で新卒でも手を挙げれば、挑戦させてもらえる環境です。毎週上長の業務の手を止めて移動して会議室に集まってもらって面談・・・という従来のやり方ではなく、オンライン上の会議テーブルを移動するだけで話しを聞いてもらえるのは、今の環境だからこそだなと思います。

在宅勤務はとても快適で、PC周辺機器など、ちょっとずつ自分の好きなツールを揃えて、自分だけの環境を整えられて楽しいです。

2021年度入社の皆さんへ

研修から在宅で行うことに不安な方もいるかと思いますが、様々なサポートもありますし、オンラインでもリアルと変わらず、傾聴する姿勢を大事に取り組めばきっと大丈夫だと思います。Meetでの研修はカメラもマイクもオフにすることが出来ますが、個人的に大事にしているのは自ら傾聴する姿勢を見せることです。分からない時は分からない顔、共感や納得した時は頷く、楽しければ笑う。オンラインだからこそ、伝えることをより一層大切にしています。発言することに躊躇してしまうシーンもあるとは思いますが、勇気をもって話しかければ、同期とも先輩とも新しい道が開けるのではないかと思います。

アドバイス

20年度の新卒研修を振り返ってみて

以上、20年度の新卒研修を3人に振り返ってもらいました。全てが初めての挑戦でしたが、なんとか無事にフルリモートでの新卒研修を終えることができました。リモートへの順応性が高かった、新卒のみなさんのおかげでもあります。

全てを終えてみて、ほとんどのカリキュラムがオンラインへの移行が可能で、オンライン研修でも一定の学習効果があることが分かりました。その反面、自宅で個別に参加することによる心理的負荷、スキル習得の難しさなどの課題も見えてきています。一人ひとりが抱える負荷状況や、心理状態をチェックするためのシステムを活用していますが、今後より一層最適なフォローができるように、新たな取り組みも検討しています。

在宅勤務は来年度も継続しますし、もし出社が可能な状況となった場合にも、在宅勤務が選択肢の中に含まれることに変わりはありません。そのため、特に新卒研修の場では、コミュニケーションや周囲の方との関係性を作れる場を大切にしていきたいと考えています。社員同士の関係性が自然に構築されるような時代ではなくなった今、同期同士、先輩と、上司と、採用担当含め、我々があえて“繋ぐ”という意識を強く持って、新卒入社の皆さんを受け入れていこうと思っています。

新卒社員の皆さん
この記事を書いた人
木幡 正彦
木幡 正彦
最近は毎週末、いろんな界隈の誰かしらとオンラインゲーム。Among Us、桃鉄、ヒューマン フォール フラットなど、ガチすぎずいろんな人と楽しめるゲームを、子供が寝た後にやるのが密かな楽しみ。うっかり3~4時間やってしまうことも・・・。子供は2人、2歳&4カ月。夕方になると、保育園から帰宅した2歳の娘が在宅ワークに侵入してくる賑やかな日々。なお、顔写真はハロウィンでとある映画の人物に化けたときのもの。実際にはこんなにヒゲは生えていません(笑)