5Aスクエア開発日誌 ~長谷 美彩恵の場合~ vol.2

この記事はシリーズ続編になります。ぜひ第1話よりご覧ください。
■前回までのあらすじ
2021年4月にトランスコスモスに入社した長谷。半年経ち見やすい資料の作り方やスケジュールの組み立て方を理解したころに5Aスクエアプロジェクトに参加が決まり、新たな業務に入れることにドキドキワクワクしていた。
■主な登場人物

2021年新卒入社
ウェブマーケティングに興味があり、トランスコスモスに入社を決めた。

配属当初から同じ案件を担当しているため、約1年半お世話になっている一番身近な先輩。
難しい課題にも前向きにチャレンジしていく先輩のため、私もついていくのが大変です・・・!ゲームが苦手という情報を手に入れたので、一緒にやってみたいです。
目次
横文字づくしでパニック・・・!?
5Aスクエアの指標を決めるという新しい仕事に胸を膨らませながら、私は再びファーストタワーへ向かった。
しかし、そこではよくわからない横文字が飛び交う会話が繰り広げられていたのであった。(業界のやつだ・・・)

ユーザーのカスタマージャーニーをフィリップ・コトラーの5Aを参考にして…エンゲージメントまで一連の顧客体験を…

これまでの私たちのベストプラクティスを…今後主流になっていくITPにも対応したGoogle Analytics 4をベースに…

えっと・・・。
(皆さんの話についていけない・・・)
(どんな指標が良いか考えてみたけど、考え方は合っているのかな・・・)
(知らない単語が多くて調べるので精一杯・・・)
(サイトのことも5Aのことも、もっと勉強しないと・・・)
どの指標を採用するか白熱した議論が繰り広げられているが、私はすでに横文字ばかりでメモを取るだけでも必死な状態となっていた・・・。

分からないことが多い中で学んだこと
話についていけていない私の様子を見兼ねてか、プロジェクトリーダーの川尻さんが声をかけてくれた。

どう?ついていけてる?

すみません、この指標についてなのですが・・・

長谷さんはその指標について調べた?何を意味している数字だった?

えっと・・・。(そこまで調べられてなかった、どうしよう)

数字は数字でしかないから、まずは何を表したいかが先なんじゃないかな?

はい・・・。

最初は難しいと思うけど、まずは長谷さん自身で調べたうえで考えてほしいな!

・・・もう少し、考えてから再度ご相談します!
質問する際は、まずは可能な限り自分で調べたうえで、自分なりの考えを持つことが重要と学んだ。
なぜなら、そうしないと何を解決したいのかが明確にならず、回答は自分が知りたかったことと異なってしまうし、何よりも自分で考える力がつかないのだと思う。
後日、私は自分なりに考えて意見をまとめたのち、改めて川尻さんに声をかけた。

先日ご相談した指標について確認させていただきたいです!

いいよー!

再度考えてみて、この指標を改善するには、この施策が良いと思うのですがどうでしょうか?

うんうん、いいと思うよ!じゃあ他の指標の場合はどうなると思う?

そうですね・・・・・・(他の指標まで頭になかったどうしよう・・・)
他の指標についてはこれから考えようと思っておりました・・・

了解!1つだけじゃなくて他の指標も併せて考えると全体的な5Aスクエア指標のイメージが付くと思うから、さっきの考え方を他の指標でも考えてみて欲しいな。

承知しました。ありがとうございます!
全体を把握したうえで、個別の事象を捉える必要があると学んだ。
これによりWebサイト全体を俯瞰してみることができ、新しいアイデアやより効果的なアイデアが生まれた。
まだまだ考えが浅いが、先輩からご指摘いただきながらも一歩一歩成長していきたいと思った。
自分の知識不足を実感
先輩方にフォローいただきながらなんとか指標決めについていくことができた!
指標決めを無事乗り切れたと一安心していたが、今度は指標を表現するダッシュボードを作成していくことになり、私はダッシュボードの構築を担当することになった。(どうしよう)
初めて使うツールで自分の表現したいことはどのように設定することで実現できるのか分からず、また頭を抱える事態に・・・。


(これ、聞いていいのかな?でも川尻さんが、私以外でも迷ったら聞いていいんだよって言っていたし勇気を出して聞いてみよう!)
宮園さん、今お時間よろしいでしょうか?
この指標は〇〇の計算をすることで表現できると考えたのですが、計算方法が合っているかご確認いただきたいです。

いいよ!一緒に考えてみよう!

ありがとうございます!(聞いてよかった!)

~~~だから、DISTINCT関数を使うことで算出できるかな?
この関数はよく見ると思うから覚えておいてね!

理解しました!ありがとうございます!
(関数を知らなかった・・・勉強しないと・・・)
ツール上で表現したいことを実現するにはツールの設定方法の理解だけではなく、数学やプログラムの知識も必要であることを学んだ。
先輩方に助けられてばかりだが、徐々にプロジェクトやツールについて理解することができ、自分で進められることが増えたことでやりがいを感じられるようになってきた。
それとともに、自分に不足している考え方・知識が浮き出てきたため、勉強意欲も出てきた。
ついにダッシュボードは完成!だけど・・・?
2022年春、私が2年目になるのとほぼ同時に無事ダッシュボードは完成した!(パチパチ)
が、、、5Aスクエア公開までにまだまだタスクがたくさんあった。

じゃあ次は5Aスクエアを分かりやすく説明するための資料を作らないとね。

はい!(ひと段落したと思ったけどまだまだたくさんやることがあるんだ・・・!)

長谷さんには5Aスクエアの指標説明と、指標の上昇・下降を受けての改善策をまとめてほしいです!
川尻さんからの指示を受けてさっそく説明資料の作成に取り掛かったがサイト運用の経験が不足しており、改善策の作成に頭を悩ませた。しかし、悩んでも答えが出ないときは早めに相談したほうがいいと学んだ私は聞きたいことを整理して先輩の元へ向かった。

川尻さん、相談しても良いですか?
この値の上昇・下降を受けての改善策を検討しているのですが、この指標の値が下降したとき、サイトではどんなことが起きているのでしょうか・・・

そういう時は・・・・・・(内容は長いので割愛)
色んな部署の方にも相談してみよう!

はい!相談してみます!

実際にクライアントのサイトを運用している先輩方にもたくさん相談して、なんとか25指標分の説明資料と改善策のまとめ資料を作ることができた!(先輩方、ありがとうございました!)
色々な分野のプロフェッショナルたちに揉まれ囲まれ、やりたいことに挑戦させてもらえる環境、それを助けてくれる先輩方がたくさんいるって本当にありがたいと思った。私もそんな先輩になりたい!
学びのまとめ
1:質問する際は、まずは可能な限り自分で調べたうえで、自分なりの考えを持つ
2:全体を把握したうえで、個別の事象を捉える
3:数学的な見方やプログラムの知識をつける

もっと成長して、5Aスクエアの公開まで頑張ります!!
次回予告:5Aスクエアをみんなに知ってもらおう
ついに5Aスクエア完成!やっと終わり・・・?かと思いきや次は社内向け説明会!5Aスクエアをみんなに知ってもらうために頑張ります!

各々オールを持って漕ぐタイミングがあり、普段運動していない私は絶対に筋肉痛になると思ったのですが、、、翌日筋肉痛になっていなくて驚きました。多分人任せだった・・・?仕事は人任せにせず、頑張ります・・・!!!!
第3話、『5Aスクエアをみんなに知ってもらおう』
色々な課題に直面しながらも完成した5Aスクエア、その特徴をご紹介します!