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Social Media Service

ソーシャルメディアサービス

所 年雄(ところ としお)

1999年入社/執行役員
DEC統括 デジタルエクスペリエンス本部
担当役員

入社以降、カスタマーコミュニケーション最適化を実現するサービス開発を担当。2012年より顧客コミュニケーション自動化を目指しbot/AIを利用したサービス展開や、LINEビジネスコネクトを利用し、マーケティングからカスタマーサポートまで最適な顧客コミュニケーションを提供。現在ではデジタルマーケティングの制作・開発部門も統括し、コミュニケーションとWeb制作を融合した「感情を感じられる」情報提供サービスの開発を目指している。

大事なのは、何事も面白がること
「やりたいこと」を自分で創れる環境が当社の強みです

最先端のサービスを作り続ける

中途入社後、今までトランスコスモスになかった様々なサービスを作り続けてきました。社内外からの「こんなサービスがあったらいいな」という依頼や要望のもと、常に新サービスの開発・実現に取り組んでいます。今から数年前、ちょうど企業がマーケティングツールとしてTwitter、Facebookなどのソーシャルメディアに着目し始めたころ、渋谷本社にソーシャルメディアセンターを設立し、Facebookキャンペーンの運用からやってみました。当時はまだ、ソーシャルメディアの運用が本当に売上に貢献できるのか?という懸念が社内にもあった時期なので、FAQ関連業務の傍ら、ひっそり業務を行っていました(笑)。キャンペーンの運用を行うため、グループ企業であるtranscosmos America Inc.からソーシャルメディアキャンペーンの管理ツールの紹介を受けて導入。ツールを活用した効率的なキャンペーンの運用を実現し、気が付けば徐々にアカウント運用のお仕事も依頼されるようになりました。そして、日々運用しながら作り上げていったこのソーシャルメディア運用を正式に「ソーシャルメディア運用サービス」として事業を開始しました。LINEについては、当初アカウント運用業務が主でした。その後、LINEと企業システムの連携を実現するLINEビジネスコネクトが登場し、私の部門でも、すぐにこのLINEビジネスコネクトに対応した「DEC Connect」というサービスを開発、リリースしました。LINEというメディアがマーケティングツールとしてだけではなく、カスタマーサポートにも活用の幅が広がって多くのお客様に導入して頂くことができ、トランスコスモスのLINE事業の拡大につながりました。それが約3年前ですかね。

直近では、AIスピーカーを活用した開発に力を入れています。
といいますか私がすごく興味があります(笑)。昨年1月に弊社でも「Harapeco晩ご飯!」という Amazon Alexa 対応の独自スキルを開発しました。Amazon Echoに、「アレクサ、“Harapeco晩ご飯!”で今日のご飯!」と話しかければ、夕食のメニューを提案してくるというサービスです。サービス開発のきっかけは毎週末、奥さんから「晩御飯は何がいい?」と質問に対し、私が毎回「麻婆豆腐」としか答えず、奥さんが怒るというやりとりがありまして…(笑)。そこで「AIスピーカーが代わりに答えてくれたら…」というものすごくシンプルな発想から生まれました。「Harapeco晩ご飯!」のおかげで、所家の日曜日はもう安泰です…(笑)。周りには、私が「これ作りたい!」と声をかければ、面白がって半月ぐらいで新しいサービスを作ってくれるメンバーがたくさんいます。本当に企画や開発のスタッフには非常に恵まれていますね。

現場での実務経験がお客様の課題解決に活きる

すごく理想的なことを言えば…「技術」に関してしっかりと勉強している人を求めています。例えばAIでいうならディープラーニングやマシーンラーニングなどですね。マインドとしては自ら現場に飛び込んでいける人!自分が得たノウハウにさらに磨きをかけ、やりたいことをどんどん実現していく人は最適ですね。なかなか難しいと思いますが、「学校で勉強したことだけをやりたい」とか、「現場はやりたくないです」というよりも、独りよがりの世界観を超えて、仕事にアプローチできる人を求めています。極端に言えば、「コールセンターで2~3年電話とります!」といった現場目線のアクションを取れるような方が良いですね。あくまでも一つの例となりますが、まったく電話が苦じゃない人でも、自分と違うタイプの人だったらどう感じるか?とか、こうやった方がいいんじゃないか?ということに自然に気づき、課題解決の糸口になる。実務経験を積むことによって生まれるそういった視点や発想が、お客様にプレゼンするときに重要になります。

新しいことに臆せずチャレンジできる環境

トランスコスモスの魅力は今まで市場に存在しなかったサービスを、自分で構築できるという点ですね。今は部下から、新しいビジネスアイデアがどんどん上がってきます。既存サービスで代替可能であったり、マネタイズ方法が不確実だったり、再考が必要な場合も多数ありますが、たくさんの面白いことを提案してくれます。良いアイデアがあれば、実際にサービスとして立ち上げていって欲しいと考えています。もちろん私も、「こんな考え方でやってごらん」とかアドバイスをし、再度プレゼンしてもらい、実現への手助けをしています。自由で、融通の利く空気感は間違いなくあると思いますよ。個人的なことを言うと、音声認識の技術を使ったサービスを他社やスタートアップが着手する前に、当社が手掛けたいと考えています。これまで着実に拡大させてきたLINEサービスのおかげで、売上も好調なので今はさらにやりたいことをやらせてもらっています。「やりたいこと」を自分で創ることができる環境も当社の強みのひとつです。

できない、やらない理由は不要

今後デジタルマーケティングの分野では、トレンドをキャッチしビジネス化する力がより一層求められていきます。私が大事に思っているのは、何事も面白がること!視野を広げあらゆることに興味をもって、面白そうな技術やサービスにはとりあえず手を付ける姿勢。面白そうだと思ったことに、できない理由や触れない理由は不要です。むしろそんな理由を壊して、トライすることが必要だと思います。「できない理由を自分の中で作らない」――そういう思考習慣が重要だと思いませんか?

※この記事は、2018年11月時点の内容です。