

DEVELOPMENT PROJECT MANAGER
人を動かす 課題解決屋であるべし
マーケティングテクノロジー統括部
開発プロジェクトマネジャー
高土 浩一
●開発プロジェクトマネジャー
●キャリア採用
●リモートワーク
●提案
●自社プロダクト
エンジニア
を目指したきっかけ
エンジニアの道に進むことになったきっかけは何ですか?
小さいときは、ミニ四駆とかプラモとか、機械をいじったり何かを作ったりするのが大好きでした。そこからパソコンにハマって、学生時代はオンラインゲームにどハマりしていました(笑)。
前職ではどんなことをされていたのですか?
トランスコスモス入社前に3社経験しているんですけど、1社目は日本製品を海外に売る越境ECサイトの立ち上げで、事業者様に電話で出店依頼の営業をかけたりしていました。2社目はBtoCのネット通販の会社だったんですけど、そこでは電話でのお客様対応から社内のファイルサーバーの構築や、在庫管理システムを作ったりっていう事もしていました。なので3社目はIT業界に行ってみようかなと思うようになり、3社目で入社した企業では、インフラエンジニアとしてサーバーの構築・監視業務などをメインとしていました。3社目では10年弱働く中で営業寄りの部署へ異動もし、顧客対応や与件整理、確定したことを開発側に落とすなどといった業務を長くやっていました。そこで主に課題解決屋としての自分が出来上がった気がします。
行きついた先は、
お客様の「課題解決」
今はどんな業務をされていますか?
お客様企業の業務改善提案をするプロジェクトのマネジメントをしています。基本的には品質と費用と納期を守るための社内外調整ですね。扱っている商材のメインは「Salesforce(セールスフォース)」で、サブが「DEC Connect」です。お客様が何に困っているかをヒアリングし、社内で議論したうえで、その課題の根本解決に繋がる提案になるよう日々努めています。
あとは、弊社の営業さんが持っていった提案の詳細をお客様と詰めていくみたいなこともしています。親身になってお客様の課題は何かっていうところを、お客様視点で考えることを心掛けています。
「Salesforce(セールスフォース)」とは
国に拠点を置くSalesforce社の開発した顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)システムの総称。
「DEC Connect」とは
各種チャネルとデータベースの連携を可能にするトランスコスモス独自開発のAPI連携プラットフォーム。

やりがいを感じるところは?
一番はやっぱりお客様のビジネスに貢献できたときにやりがいを感じますね。トランス自体が大手企業なので、お客様にも大手企業が多く、エンドユーザーに与えるインパクトというか、貢献できる範囲がすごく広いんですよね。そこでお客様とエンドユーザーがハッピーになるような仕組みが作れたときに、やっている意味があるなと感じます。
あとは、いかに効率よく低コストで、速い旨い牛丼みたいなものがリリースできるかという部分も意識しているので、それが達成できるとやりがいを感じます。
前職のご経験で活きている点はありますか?
2社目でのお客様電話対応をした経験は、今もだいぶ力になっていますね。ネガティブな内容の問い合わせも多かったので、商品の仕様についてどう説明すればお客様が納得してくださるかを試行錯誤したことが、今の業務にも活きています。打ち合わせやミーティングの際、話の主旨とずれていくことがあれば、適宜本筋に戻すなどして、より良い方向に導けるよう努めたりもしています。PMである前にリーダーであるべしと思って仕事をしています。
人を動かすための試行錯誤
人を動かすための試行錯誤
チームの雰囲気はどうですか?
総じてみんないい人で、おおらかな人が多いなって思ったのが第一印象です。プロジェクトマネジャーって一人だと何もできなくて、基本的にはメンバーに動いてもらって何ぼなんですよね。そうすると、いかにハイパフォーマンスをメンバーに出してもらうかってことが重要になってきます。そうすると、おのずとチームビルディングがとても大事で、悪い雰囲気で業務を進めることがないように、めちゃくちゃ気を付けてやっているつもりです。
コミュニケーションの内容は業務の話がほとんどですが、5%くらい雑談も交えて、気の合うメンバーとは、年に3・4回キャンプに行ったりもしています。
仕事の中で得意だと感じられる部分はありますか?
社内外問わず、誰かの課題解決をすること。その結果を得るために、プロジェクトチームを含むステークホルダーに期待通り動いてもらうこと。ここにもう特化していますし、したいと思い続けています。

こちらの期待通りに人に動いてもらうために、気を付けていることは何ですか?
1つ目が「原則立脚型交渉」というタイプの交渉の仕方です。何かを交渉するときってだいたい綱引きになりがちなんですけど、お客様がしたいことは何なのか、どこをマネタイズしたいのかという視点で交渉するようにしています。
2つ目は、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』という書籍がありますよね。その教えに倣って、自身と他者の課題をきちんと切り分けてコミュニケーションをとるようにしています。
3つ目はマーケティングの思考ですね。すごくざっくり言うと、先頭からお尻まで筋が通っているか、提案内容に矛盾点はないか、利用者の流れはスムーズかというところをきちんと考えるようにしています。
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』とは
2013年発行の岸見 一郎、古賀 史健による著書。
“課題解決屋”を極めて
トランスコスモスでは自分の希望する仕事ができていると思いますか?
希望する仕事はできていますね。どこまでいっても、“課題解決屋”に徹しています。ありがたいことに、社内で煮詰まっている案件の対応を依頼いただくこともあり、課題解決屋冥利に尽きます。
今後どんな業務を経験したいですか?
コンサルティングですかね。「課題解決屋さんであり、リーダーである」というところはブレないんですけど、そこにもう少し製品とか業務の知識を付けて、的確なアドバイスができるようになっていけたら、お客様にもっと貢献できるかなと思います。

開発プロジェクトマネジャーを目指す方へ
まずは、プログラマーを目指す若手の方にどんなことを期待しますか?
プログラマーの立場の方に対して言うと、「自身で貪欲に勉強していきましょう」ですね。仕事は自分の思い通りに降ってくるわけではないので、取りにいこうと思ったらやっぱり前提条件としてスキルがないとだめなんですよね。プログラミングという普遍的な仕事に対しての努力を怠らないというか。自主学習はめちゃくちゃ必要だなと思います。
おそらく与えられた仕事をこなすだけだと、周りの平均を上回ることは中々難しい。ここの考え方は人それぞれだと思うんですけど、10年先がどうなっているかなんて全然わからないので、ちょっと頑張っとかないと食べていけないじゃないってよく思います。
努力する人は伸びていくし、そうでない人は活躍できる領域が徐々に狭まっていってしまうので、そこは意識しておくとよいと思います。
開発プロジェクトマネジャーを目指す方には、どんなことを期待しますか?
プロジェクトマネジャーは、自然言語を扱うプログラマーみたいなものだと僕は思ってるんですね。「日本語を使って人を動かす」ということをやっているだけなんです。基本的にはプログラミングの「インプットしてアウトプットさせる」ことと変わらないと思っています。
ただ、相手は感情のある人間なので、プロジェクトマネジャーを目指すなら、プログラミング知識やスキルだけでなく、“人”のことをきちんと知ることこそが近道だと思います。