仕組みづくりの
面白さへと、
ハマっていく
前職はアウトバンド系のコールセンターにいて、現場管理者として育成や品質向上に取り組んでいました。その時の上司が業務改善にすごく熱心な方で、自分でもいろいろと調べて勉強するうちに面白いなと思えてきまして。自社だけでなく、もっと大きな視点で改善に取り組めたらいいな、と思った際に挙がってきたのがBPO業界という選択肢でした。当時のトランスコスモスにはコールセンターのイメージが強かったので、ここなら経験も活きるかなと。転職して最初に配属されたのは、お客様のサーバーを24時間体制で保守する部署でした。私はオペレーターとしてエンジニアの方に「どこどこへ行ってください」「この部品が必要です」といった指示をお伝えする担当を担っていました。当時はITの仕事をすることが初めてだったので、それなりにミスもありました。でも、そんなとき上司の方が「ミスが起きるのは君のせいじゃなくて仕組みが悪いから、どういう仕組みがあればいいかアイデアを一緒に考えて欲しい」と言ってくださって、お陰で前向きに取り組めました。

白紙になった
プロジェクトも、
大切な標石
ミスや失敗から学べる環境というのは、すごく大切だと感じています。私のなかで一番印象に残っているプロジェクトが、社内にセキュリティオペレーションセンター(SOC)を作る、というものでして。私を含め4人ほどのチームでスタートし、1年間がんばったのですが、結果としてはプロジェクトを白紙に戻し、外部のベンダーさんを入れて形を作り直すことになりました。原因として大きかったのは、関係部署が多岐にわたるため合意形成が難しかったことで、「こちらではOKが出たのに、別の部署ではNG」といった調子でなかなか前に進まなかったことでした。結果だけ見れば“失敗”と言われるかもしれません。ですがこのプロジェクトの経験は着実に今に繋がっていますし、「プロジェクトは生き物だから」との助言で形を変えて前に進めることができたことは自分の中で確かな成長の糧となっています。それと、外部ベンダーさんとご一緒したことで、受託してくれる人がいるありがたみが身に沁みました。自分たちもこんな風にお客様の役に立とうと、決意を新たにするきっかけにもなりましたね。
オールラウンダー
もいてこそ、
ビジネスが広がる
今は課長として、社内外に向けて“セキュリティ”をキーワードにしたさまざまなビジネスを展開しています。プロジェクトの状況にもよりますが、おおよそ50名をまとめているので、マネジメント面でも日々試行錯誤中です。メンバーからは仕事の悩みだけでなく、プライベートの悩みを相談されることもあり、毎回必ず的確なアドバイスをするのは難しいのですが、まずは「この人なら話しても大丈夫」と思ってもらえるように、相手の話をしっかり聞き、気持ちに寄り添うことを大切にしています。育成の方でも課題が山積みでして。私自身、セキュリティ分野のオールラウンダーになろうと思って、マネジメント方面のキャリアを選びました。だから幅広いお客様に同じ課題感を持って対応できるような、色々な経験をした人材を育てるためのジョブローテーション的な制度を動かそうとしています。ただ、働く人それぞれの事情もあり、すぐに運用できるわけではありません。今はその制度をどうすれば無理なく回せるか、調整と改善を重ねている段階です。まずはここを解決して、育てたメンバーが活躍できる場を広げ、それがセキュリティサービス全体の成長・拡大につながるようにしたい。これが、今の私の目標です。


























