デジタルツールの
可能性を、
お客様
とともに築く。
トランスコスモスには、設計に携わりたくて入社しました。元々学生時代に建物の構造や設計の勉強をしていて、前職は現場で施工管理を担当していたのですが、やっぱり諦めきれず。特にトランスコスモスはアウトソーシング業界トップシェアであることや、ライフワークバランスを意識した働き方に惹かれましたね。BIMは3次元・立体モデルを再現・活用し、建設を効率化する仕組みです。実際に3Dレーザースキャナーを使って測量した建物の点群データをBIMと連携し、仮設計画を行い、仮設計画図を作成したり、新たに建設計画するイメージパース等の提案資料を作成したり。最近ですと、設計段階から施工段階まで一貫してBIM支援できるよう、トランスコスモスとお客様とで一緒になって活用の幅を広げているところです。
業界の変化と
ともに、
やりがい
も変わってきた。
入社当初と比べると、BIMを導入される企業も段々増えてきました。大手ゼネコンだと新築の設計時には必ずと言っていいほど使われていて、トランスコスモスでも1ヶ月BIMの研修が設けられるようになりました。経験豊富な職人さんと同じゴールが簡単に見られるので、プロジェクトの解像度もあがります。BIMが使えるだけで、部品の情報のデータ化も完結するので円滑に進めることができますし、現場の地道な作業に代わるサービスや周辺機器を活用した提案ができます。ただ設計をする仕事から、BIMを使ってプロジェクト自体を動かしていくという仕事に変化してきました。これからはBIMデータにある情報をどう活用するかが重要になっていくはずです。例えば、BIMデータを活かし、AIやロボットを使って移動シミュレーションを行うというような。BIMは作り手側のサービスから、使い手側のサービスになっていくと思います。
手にした技術で、
未来を
組み立てていく。
実は今、BIMを使う仕事とは別に、BIMについて教える仕事もしています。昨年の12月ごろからトランスコスモスの研修の構築に携わっているんです。現場BIM支援での経験を活かし、主に施工段階のBIM研修を担当しています。京都の大学でBIMの講師を担当させてもらうことも決まっています。個人的にはBIM周辺機器を活かした事業を立ち上げたりもしたいですね。立体的な測量が楽にできる点群測量(3次元測量)の技術は、建物だけでなく山や橋にも使えますし、こんなに便利なのに、まだまだ使える人が少ないですから。今までは自身のBIMスキルを高めてきましたが、これからはそのスキルを展開していくことで貢献したいなと思っています。BIMを扱える人を増やし、技術をさらに広めることで、建設テックそのものを加速させ、BIMの価値を高めることに挑戦したいです。