Gender Equality
ジェンダー平等
女性活躍推進
推進体制
トランスコスモスでは、2007年10月に専任組織を設置し、2015年度からは、新たに全社横断の【女性活躍・働き方向上プロジェクト】を発足し、全社を挙げて取り組みを強化しました。KPIを達成するために各部門で具体的なアクションプランに落とし込み、毎年報告会を実施しています。全社や各部門の状況を可視化し共有することで、意識浸透が図られ、取り組みが加速しました。継続的にジェンダー格差のない組織を目指しています。
※PJはプロジェクトの略
女性活躍推進法 <KPI>
トランスコスモス株式会社 行動計画
- 第1回行動計画
計画実施期間:2016年4月1日から2021年3月31日までの5年間
目標:2020年度までに女性管理職比率を、2015年度比1.6倍以上とする(2015年13.1%)
結果:女性管理職比率23.0%で目標達成 - 第2回行動計画
計画実施期間:2021年4月1日から2024年3月31日までの3年間
目標:
1. 女性管理職比率を25%以上にする(2020年7月時点21.9%)
2. 男性の育児休業と配偶者出産休暇の合計取得率を40%以上にする(2019年度男性育児休業取得率12.5%) - 第3回行動計画
計画実施期間:2024年4月1日から2026年3月31日までの2年間
目標:
1. 女性管理職比率を28.0%以上にする(2023年7月時点実績26.5%)
2. 男性の育児休業と配偶者出産休暇の合計取得率を80.0%以上維持する(2022年度実績81.9%)
※上記行動計画は、次世代育成支援対策推進法にも適用しています
女性社員の能力開発・キャリア開発支援
女性社員が高い意欲を持ちキャリア形成できるよう、能力開発やキャリア開発を支援するための様々な取り組みを行っています。
選抜型研修
管理職候補の母集団を形成するため、2008年より2階層(次世代・次々世代)を対象とした選抜型研修を実施しています。
次世代層:「キャリア塾ベーシック」 次々世代層:「キャリアバリュー」
研修の卒業生は、多くがその後上位職へ昇格しており、女性管理職輩出のパイプラインを形成しています。
オンラインでの実施により海外拠点勤務者も参加しています。
〈研修の流れ〉
- 研修冒頭
経営トップからのメッセージ
(現在の会社の状況や今後の目標、人材育成に対する思い、選抜者への期待など) - 研修
グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションを中心とした主体的・実践型のプログラム。(環境の理解、自己理解、リーダーシップ、チームマネジメント、キャリアプランニング、リーダービジョン構築など) - 終了後
研修での学びや今後の決意を表明
<研修の卒業生>
キャリア塾ベーシック:301名(2008~2023年度)
キャリアバリュー:695名(2008~2023年度)
他企業合同の人材育成プログラム
他流試合を通じた視野拡大・意識向上と人脈形成を目的とし、異業種の他企業と合同で女性管理職の候補人材を育成するための研修プログラムを実施しています。
キャリア開発セミナー
キャリア形成に対する自発的な意識とモチベーション向上を図るため、毎年様々なテーマを設け、外部講師による講演会を開催しています。現在はオンライン開催により、国内外問わず参加可能となっています。
J-Winへの加入
さらなる女性活躍推進を目的とし、2008年からNPO法人J-Win(※)へ加入し、女性社員を派遣しています。
- ※
- NPO法人 J-Winは、企業におけるダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援することを目的に、2007年4月に設立された企業メンバー制の団体。女性活用についてのアドバイス、コンサルタントをはじめ、セミナーや講演、さまざまな調査など、企業におけるダイバーシティ・マネジメントの推進をサポートする各種活動を展開しています。
NPO法人J-Win
意識改革・広報活動
女性を含めた多様な人材が活躍できる風土醸成を目指し、フォーラムの実施や専用イントラネット等による情報発信などで啓蒙活動を行っています。
ダイバーシティフォーラム
経営戦略としてのダイバーシティの必要性に対する理解を促進するため、2016年度よりダイバーシティフォーラムを開催しています。
全社プロジェクト(※推進体制参照)の部門推進責任者[経営トップ(プロジェクトオーナー)、PM・PMO、リーダー、担当者]などが参加し、活動の浸透と加速を図っています。
冒頭の挨拶では、全社PJオーナー[経営トップ]からフォーラムの目的を説明、有識者による基調講演に続き、各部門プロジェクトオーナー[役員]による今後の推進活動に向けたメッセージ発信を行い、会社の風土として根付かせるための取り組みを進めています。
イクボス企業同盟への加盟
NPO法人ファザーリング・ジャパン(代表理事:安藤哲也)が運営する「イクボス企業同盟」に加盟し、働き方に対する意識と行動を見直し、能力を最大限に発揮し、“働きがい”を感じられる職場づくりを目指します。
加盟にあたり調印式とともに、同団体の川島理事のご講演を役員はじめ推進担当者にて聴講のうえ、役員の「イクボス宣言」を社内で発信しています。
専用イントラネット【cosmos★net】
専用イントラネットにより、ダイバーシティ推進に関する様々な情報発信を行っています。
- 経営トップ及び人事本部長からのメッセージ
…活動の意義、今年度の取り組み重点策などを、毎年度発信 - 活動の背景、目的、行動計画
- 女性社員のキャリア開発施策紹介
- ロールモデル紹介
「あしあとプレミアム」部長職以上の女性社員
「あしあと」活躍する女性社員
「あしあとママ」仕事と育児の両立に奮闘するワーキングマザー
「あしあとパパ」育児も仕事も頑張る男性社員
…毎月(プレミアムは年度毎)定期更新 - 両立支援ツール
両立支援ハンドブック、両立のヒント集、両立支援ニュース
両立支援eラーニング(産休前、復職前、管理職用) - キャリア開発や両立支援に関するイベントの案内や開催レポート
- 地方拠点の女性活躍推進活動の紹介 など
外部からの評価
厚生労働省「均等・両立推進企業表彰」均等推進企業部門「東京労働局長奨励賞」
厚生労働省の平成26年度(2014年度)「均等・両立推進企業表彰」の
均等推進企業部門において、「東京労働局長奨励賞」を受賞しました。
均等・両立推進企業表彰は、女性の能力を発揮させるための積極的な
取り組み(ポジティブ・アクション)や、仕事と育児・介護との両立を
支援する取り組みについて、他の模範となるような活動を推進している
企業を表彰する制度です。
えるぼし認定
2016年8月30日付けで、女性活躍推進法に基づき、厚生労働大臣から女性の活躍推進に関する優良な企業として認定され、最高位の3段階目を取得しました。
女性活躍状況データ
トランスコスモス単体
(人)
2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | |
---|---|---|---|
女性管理職数※(管理職全体に対する女性比率) | 263(25.5%) | 288(26.5%) | 277(26.2%) |
課長層 | 179 | 183 | 175(32.8%) |
部長層 | 62 | 79 | 77(20.2%) |
本部長相当層 | 22 | 26 | 25(17.5%) |
女性社員数(正社員全体に対する女性比率) | 5,919(46.5%) | 6,245(47.4%) | 6,580(48.2%) |
新卒女性社員数(新卒採用者全体に対する女性比率) | 245(58.1%) | 404(63.4%) | 346(59.1%) |
※2023年3月までは各年の7月時点で算出。 2024年3月以降は有価証券報告書等にあわせ期末時点の数値を開示します
2022年7月 | 2023年7月 | 2024年7月 | |
---|---|---|---|
女性役員数 ※(役員全体に対する女性比率) | 0- | 1(6.3%) | 2(11.8%) |
※役員は取締役を指し、執行役員は含まれておりません。株主総会での任用後、7月時点の数値を記載しています